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就学時健康診断にあわせて予防接種歴の確認をしましょう
就学時健康診断にあわせて予防接種歴の確認をしましょう
10月から就学時健康診断の時期を迎えますが、学校現場において感染症の集団発生を予防するためには、就学前の定期予防接種をしっかりと受けることが重要です。
この機会に母子健康手帳を確認し、未接種の予防接種がある場合は、公費負担で接種できる期間にお受けください。
接種対象年齢を過ぎると任意接種(自費)となります。
接種方法は、医療機関での個別接種になります。個別接種は原則として予約制になりますので、事前に電話で確認してから受診してください。
接種方法や実施医療機関など、予防接種について詳しくは「定期予防接種について」のページをご覧ください。
ワクチン不足などにより予約が取れないなど、お困りのことがありましたら、健康増進センターへご相談ください。
麻しん、風しんの予防接種は済んでいますか
予防接種には様々な種類がありますが、特に就学前に確認が必要となる予防接種は、「麻しん」「風しん」の予防接種になります。麻しん風しんの定期予防接種第2期は小学校入学前の1年間のお子さんを対象としています。
そのため、就学時健康診断などの機会を利用して、再度予防接種歴の確認をしましょう。まだ、予防接種が済んでいない場合には、小学校入学前に予防接種をしっかり受けましょう。
麻しん、風しんとは
「麻しん」って?
「麻しん」とは、一般的に「はしか」と呼ばれているものです。
麻しんは非常に感染力が強く、麻しんにかかると、発熱や咳、鼻水といった風邪のような症状が現れます。
2から3日熱が続いた後、39度以上の高熱と発疹が出現します。肺炎、中耳炎を合併しやすく、まれに脳炎といった重い合併症を引き起こすこともあります。
「風しん」って?
「風しん」は、急性の発疹性感染症で、風しんの免疫がない集団において、1人の風しん患者から5から7人にうつす強い感染力を持っています。
発熱や発疹、リンパ節の腫れなどの症状が現れます。また、まれに、脳炎、血小板減少性紫斑病などの合併症が発生することがあります。
麻しん、風しんを予防するためには
麻しん、風しんを予防するために大切なことは、予防接種を受けることです。
予防接種は、予防接種法という法律に基づいた定期予防接種と、法律に基づかない任意予防接種があります。
麻しん、風しんの定期予防接種は次のようになっています。
対象年齢
第2期:平成31年4月2日から令和2年4月1日までに生まれた人(令和8年4月に小学校へ入学するお子さん)
麻しん及び風しんの両方にかかったことが確実な人、それぞれの予防接種を2回ずつ接種した人は除きます。(健康増進センターまでご連絡ください。)
※この第2期は、小学校に入学する前に予防接種が済んでいるか確認しましょう。
接種期間
令和8年3月31日まで
※接種期間を過ぎると、任意接種(有料)になりますので、ご注意ください。
四種混合ワクチンについて
令和6年4月1日から、乳児に対する予防接種として、ジフテリア、百日咳、ポリオ、破傷風、ヒブを予防する五種混合ワクチンが定期接種化されたことから、四種混合ワクチン(ジフテリア・百日せき・破傷風・ポリオ)の製造が終了となります。
(※従来の四種混合ワクチンにヒブワクチンを加えたものが五種混合ワクチンです。)
すでに四種混合ワクチンとヒブワクチンで接種している場合は、原則、同一ワクチンでの接種となりますが、四種混合ワクチンの製造終了により四種混合ワクチンでの接種が完了できない場合があります。詳しくは「四種混合ワクチン製造終了のお知らせ」をご確認ください。