本文
今回は、台東区浅草合羽橋に設置されているカッパ像を紹介します。
志木市内の各所に設置されているカッパの石像。台東区浅草の合羽橋にも、その仲間のカッパ像が設置されています。
このカッパ像は、合羽橋道具街のそばに建つ東光院の住職さんが、地元商店街の発展とともに、訪れたみなさんに親しんでほしいとの願いを込めて、設置したものです。たまたま東光院の檀家(だんか)さんが志木市で多くのカッパ像を作り続けている内田榮信(えいのぶ)さんと知り合いであったことから、このカッパ像も内田さんに制作を依頼しました。
まちを見守る二体のカッパ像。
傍らに座れば、カッパ像と同じ目線に…
志木市に残るカッパ伝説と同じように、浅草の合羽橋にもカッパに関する伝説が残されています。
『雨が降るたびに洪水となっていたこの地を、合羽屋喜八という男が私財を投じ水路工事に着手したが、工事は難航し、ふびんに思った隅田川のカッパたちが工事を手伝って水害からまちを救った』という説と『この地に住んでいた下級武士たちが、内職として雨合羽を作り、それを近くの橋にかけて乾かしていた』という二つの説が、合羽橋の名前の由来として、今も残されています。
かっぱ橋本通りの一角にたたずむカッパ像。
「みなさん会いに来て下さい!」
かっぱ橋本通りの一角にたたずむカッパ像は、現在、地元の商店街で名前を募集しています。今月末には応募された中から名前が決まり、改めてお披露目されるそうです。
カッパの伝説が残る合羽橋と志木のカッパ像。みなさんも一度合羽橋のカッパ像に会いに行ってみませんか?