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市民の皆様、事業者の皆様におかれましては、連日の猛暑の中、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止と社会経済活動の両立に向け、日々ご尽力をいただいておりますことに、心より感謝申し上げます。
いまだに終息の見えない新型コロナウイルス感染症は、全国で1日1,000人を超える新規感染者が報告される日も多く、本市においても、感染者が増加傾向にあります。本日(8月25日)時点における本市の状況としては、41名の方の感染が確認されており、緊急事態宣言解除後においては、25名の方の感染が確認されております。中でも、20代の方については、3月から5月の感染者は確認されておりませんでしたが、緊急事態宣言解除後においては、9名の方の感染が確認されており、身近に迫るウイルスに不安に感じておられる方も多いと思います。
※現在の感染者数6名(うち、入院中2名、宿泊療養4名)
このような長期化するコロナ禍の中、少しでも皆様の不安と負担を軽減するため、市独自の緊急対策(第4弾)を実施することとしました。具体的には、高齢者の皆様の生活への影響を緩和するため、75歳以上の後期高齢者に毎年配布している「ご長寿買物券事業」の買物券について、2,000円を増額します。また、地域経済の活性化や個人の消費喚起を目的に、市内の登録飲食店において、市が指定する民間事業者のQRコード決済を使用して支払いを行った場合に2割から3割程度のポイントを還元します。さらに、「新しい生活様式」に対応し、市民の皆様が市役所に行かなくても住民票や課税証明書の交付申請等の手続きができる「スマート申請システム」を導入します。これにより、パソコンやスマートフォンからマイナンバーカードを使った本人確認による申請・キャッシュレスによる決済を行うことができるようになります。加えて、粗大ごみ回収の申込やパブリックコメントの提出などについては、LINEのトークを活用し、マイナンバーカードによる本人確認が不要な電子申請の実証実験を行います。
また、本市では、8月17日より、地域の活性化や公共交通の機能の補完に資する新たな都市交通システムとして、シェアサイクルの有効性を検証すべく実証実験を実施しておりますので、通勤・通学などにおける「密」回避の1つとして、ご利用ください。
今後につきましても、引き続き市民の皆様の大切な命と生活、そして地域経済を守るために、全力で必要な対策を講じてまいりますので、皆様におかれましても、引き続き、3つの「密」を避け、手洗い、消毒、マスクの着用など、「一人ひとりができる感染防止策」の実践をお願いします。
併せて、まだまだ猛暑日が続くことが予想されますので、エアコンなどで室温を調整するとともに、こまめに水分や塩分を補給するなど、熱中症対策をしっかり行い、体調管理に十分注意していただきますようお願いします。
令和2年8月25日 志木市長