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5月25日に緊急事態宣言が解除され、1週間が経過しました。
市民の皆様や事業者の皆様におかれましては、県外への外出自粛や感染症対策を講じた営業の再開など、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止にご協力いただき誠にありがとうございます。
本市においては、皆様のご協力により、4月30日以降、新たな感染者は確認されていないものの、新型コロナウイルスは私たちの身近に潜んでおり、再び感染が拡大する可能性も懸念されております。これからは、3つの「密」の回避など、「新しい生活様式」のもと、新型コロナウイルスと共存を図りながら、徐々に日常生活や経済活動を再開させていかなければなりません。
こうした状況の中、6月1日には、市内全小中学校において、延期されていた入学式が無事に行われ、昨日より、1クラスの人数を半分程度とする分散登校による授業を開始しました。また、6月15日には、部活動も含め、通常授業を再開してまいります。
学校の再開に当たっては、子どもたちが安心して学校生活を送ることができるよう、ドアノブや手すりなどを除菌することができる「除菌電解水(次亜塩素酸水)」の給水器を市内全小中学校に配置するとともに、再び感染が拡大した際に、マスク不足により購入ができない場合や、マスクを破損・汚損した場合に配布できるよう合計3万5千枚のマスクを市内全小中学校に配備したところです。
さらに、新型コロナウイルス感染症の拡大により、影響を受けている市民生活を支えるとともに、かつてないほどの厳しい経営環境に直面している事業者の皆様を支援するため、市独自の第2弾の緊急対策として、法人市民税均等割額の減免などを講じました。
このほか、感染拡大を防止するための取組として、災害時に開設される避難所において、避難者同士の間隔を確保し、飛沫感染を防ぐため、パーティション1,000台を導入するとともに、今後懸念される感染拡大の第2波に備え、マスクの調達が困難となった医療機関や市内福祉施設等への配布用に8万枚のマスクを備蓄に追加したところです。
また、市内公共施設についても、6月1日より、段階的に再開したところです。引き続き休館する施設もありますが、十分な感染症対策を講じながら順次再開してまいりますので、ご理解賜りますようお願いいたします。
次に、特別定額給付金につきましては、6月1日現在、全世帯のおよそ63%にあたる2万2千件を超える申請をいただいている状況です。
オンラインにより申請をいただいた方につきましては、5月26日より支給を開始し、本日までに355世帯、892人の方への手続きが完了しました。
なお、オンラインによる申請につきましては、5月25日より開始した郵送による申請との二重申請の防止や申請内容の確認作業を迅速化する観点から、5月29日をもって終了させていただきました。今後、申請される方におかれましては、郵送による申請をご利用ください。
加えて、郵送による申請に当たっては、市ホームページにおいて、申請方法をわかりやすく掲載するとともに、市公式YouTubeにおいて、本市独自の郵送による申請方法の動画配信を行っておりますので、ご活用ください。
なお、郵送により申請をいただいた方につきましては、6月5日より順次支給を開始してまいります。
新型コロナウイルス感染症の拡大により、多くの皆様が日々の暮らしに苦慮されているところと存じますが、手続きに当たっては、細心の注意を払うとともに、1日でも早く支給できるよう努めてまいりますので、ご理解賜りますようお願いいたします。
緊急事態宣言は解除されましたが、新型コロナウイルス感染症が終息したわけではありません。ここで気を緩めてしまうと皆様の努力が、水泡に帰すこととなってしまいます。
今後は、持続的な感染拡大防止に向けた取組と経済活動を両立させるため、「新しい生活様式」の定着を図りながら、第2波への備えをしっかりと行っていくことが重要です。
「新しい生活様式」の中では、人との物理的な距離を取ることを求められておりますが、是非とも心の距離は近づけていただき、1日も早く元気で活気あふれる志木市の姿を取り戻すため、共に力を合わせてまいりましょう。
令和2年6月3日 志木市長