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カラス対策について
繁殖期のカラスに注意しましょう
カラスの繁殖期は3月から8月頃です。3月頃から巣作りを始め、4月から5月に産卵し、5月から6月にヒナが育ち、6月から8月にヒナが巣立ちます。この時期は、カラスの相談が多く寄せられます。これはカラスが、卵やヒナを守るために人を威嚇・攻撃するためです。
カラスに荒らされにくいごみ出しの工夫
1.ごみ散乱防止用ネット(カラス除けネット)でごみをしっかり覆いましょう
市では、ごみ集積所の飛散被害を防止するためのネットを環境推進課、市民サービスステーション、柳瀬川駅前出張所で貸し出しています。サイズは(大)3メートル×4メートル、(小)2メートル×3メートル。ネットをかぶせるだけでは、隙間からごみを引き出し、荒らされてしまう場合もあります。ごみ全体を包み込むようにしてかける、ネットの端に重石などを置き、めくられない、隙間をつくらないように使用してください。
2.生ごみを見えなくしましょう
カラスは、優れた視覚をもっており、赤っぽい色は肉類、水に濡れているようなものは魚類などというように食べ物を探し出します。生ごみは、「ギュウッ」と十分に水を切ってから小袋に入れ、その小袋を新聞紙などで包み、ごみ袋の中心になるように入れておけば、それだけで荒らされにくくなります。
3.決められたルールに基づいて、ごみを出しましょう
収集日の前日や、夜間にごみを出すと長時間ごみが置かれることとなり、カラスにエサを探す時間を与えることになります。このため、ごみを出す際には決められたルールに基づいて、「決められた日の朝、明るくなってから8時までに」集積所に出しましょう。
威嚇・攻撃を防ぐために
カラスの縄張りは巣を中心に半径20から100メートルと言われています。何気なく巣を見上げたり、縄張りと知らずに近づいただけで威嚇や攻撃を受けることがあります。また、巣と同じか巣より高い位置に人が立った場合も威嚇・攻撃を受けやすくなります。ベランダや歩道橋などで近くに巣があるときは注意が必要です。危険を感じたらすぐにその場を離れ、避けるようにしましょう。カラスは人の後頭部を狙うので、やむを得ず近くを通るときは、傘をさす、帽子をかぶるなどして早くに通過するようにしましょう。
巣を見かけたら
カラスの巣を見つけても、被害のない時は、特に撤去する必要はありません。しかし、威嚇されるなどの被害が発生した場合は、カラスの捕獲や巣を撤去する必要があります。なお、カラスの捕獲や巣の撤去を行うには、鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律第9条1項の規定により志木市の許可が必要となります。必要に応じて、巣のある場所(樹木や電柱など)の管理者を確認し、管理者に被害状況を説明して巣の撤去を依頼してください。