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志木市では、高齢者や市民の皆さんが住み慣れた地域で安心して暮らせるよう「認知症SOS声かけ模擬訓練」を実施しております。
認知症は身近に起こりうる病気です。この訓練は、志木市が県内で初めて取り組んだ試みであり、迷い人への声かけ方法などの実践訓練を行うことを通じて、地域ぐるみでの認知症の迷い人の安全の確保と事故防止に役立ております。
訓練をもとに、迷い人の早期の発見・保護につなげ、地域での支え合いの取り組みをより一層進めます。
1.声かけ方法や迷い人の身なりなどのポイントを学びます。
2.関係者の迷い人役が団地内を回り、参加者が実践で声をかけていきます。
3.安全に迷い人を保護して、関係機関に連絡します。
認知症の人の発見が遅れる要因の一つに、認知症の人とすれ違っても、ひと目で認知症の有無や、迷っているかなど、見分けがつかないことも多く、見ていながら気づかなかったり、また、気がついていながら何もせずそのままにしておく場合などが考えられます。
認知症の人は、体が疲れていても休息をとらず、どこまでも歩き続けることがあるため、転んで怪我をしたり、夏季では熱中症にかかり、命の危険を伴う場合もあります。このような場合には、人命を最優先し、119番通報することが望ましいです。
もし、身近に普段見かけない人や「認知症の人かな?」と思う人が側に居たら“勇気を持って”“ゆっくり”“穏やかな口調”で、ひと声かけてみましょう。