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西原大塚遺跡108号住居跡出土の人面把手付土器ほか84点

ページID:0022358 更新日:2024年7月1日更新 印刷ページ表示

西原大塚遺跡108号住居跡出土の人面把手付土器ほか84点​

西原大塚遺跡108号住居跡出土の人面把手付土器西原大塚遺跡108号住居跡出土の人面把手付土器ほか84点(一部)

場所

保管:志木市立埋蔵文化財保管センター(柏町3丁目)

指定年月日

令和6年7月1日

概要

西原大塚遺跡第35地点の発掘調査により発見された、縄文時代108号住居跡出土の一括資料で、土器37点、土製品30点、石器18点の計85点です。

土器は、縄文時代中期の西関東・中部地方に分布する勝坂式土器を主体とした一群で、粘土紐による区画文を施すなど、独特の意匠と高い装飾性を特徴としています。中でも、人面把手付土器は、口縁部に大形の人面把手と蛇状把手が向かい合うように付くなど大変特徴的で、全国的にも珍しく、学術的価値も高い資料です。他にも、ヘビ状文や手腕状文を有する土器や、東関東や南東北地方等の遠隔地に分布域を持つ土器、赤色・黒色顔料により文様が描かれる土器が含まれています。

土器片錘等の土製品、打製石斧等の石器は、縄文時代の狩猟・採集に密接に関わる道具として、当時の生業活動を示す資料です。

当該資料は、豊富な数量とバリエーションを有しており、志木市を含む西南関東地域における縄文時代中期の文化様相をよく示しており、大変貴重です。


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