ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ

本文

中宗岡の御嶽塚

ページID:0016405 更新日:2023年10月23日更新 印刷ページ表示

中宗岡の御嶽塚

場所

中宗岡2丁目

指定年月日

令和5年10月23日

庶民の信仰である木曽御嶽山信仰に基づき、明治25年頃に宗岡一山講によって築造された擬岳。塚には、頂上の「御嶽山大神・八海山大神・三笠山大神碑」をはじめ、御嶽信仰に特徴的な霊神碑、木曽御嶽山の各霊場を摸したと思われる「清瀧不動明王立像」や諸神碑等の石造物、合目石を伴うつづら折りの登山道が設けられるほか、随所に黒ボク石が配置されている。明治中期以降、大正、昭和に至るまで、長期間に渡り造立された66点もの豊富な石造物は、地域における信仰の篤さを示している。また、寄付連名碑や霊神碑等に記された碑文や人名からは、宗岡一山講の活動状況や、木曽御嶽信仰を中心とした周辺地域との関係、さらには本市域に特徴的な富士山信仰との関連も窺い知ることができる。

周辺地域に所在する御嶽塚と比較して大型であることに加え、形態も優美であること、塚及び石造物の遺存状態も良好で、近代の志木市域及び周辺地域における民間山岳信仰のあり方を知る上で大変貴重な文化財である。


<外部リンク>