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令和7年2月6日木曜日、総合福祉センターにおいて、志木市青少年育成市民会議主催「青少年非行・薬物乱用防止講演会」を開催しました。
令和7年2月6日(木曜日)午前10時から午前11時20分まで
総合福祉センター ホール
どなたでも
47名
演題︰「薬物乱用の根絶を目指して」
講師︰埼玉県警察本部 組織犯罪対策第一課 暴力団排除係より1名
近年、薬物乱用による検挙数が増加傾向にあり、全国で年間12,000件から14,000件、埼玉県内においても400件から500件に及んでいる。特に懸念されるのは、10代の大麻使用による検挙数が令和4年度から令和5年度にかけて急増していることである。大麻は「ゲートウェイドラッグ」と呼ばれ、比較的安価で入手しやすいため、初犯や若年層が手を出しやすい傾向がある。
薬物乱用者は特定の層に限定されず、一見普通に見える人々や高齢者も含め、年齢や性別を問わず増加している。この背景には、インターネットやSNSの普及があり、匿名性を利用して暴力団関係者との取引が容易になっていることが挙げられる。また、市販薬の不適切な使用など、薬物乱用の形態も多様化している。
「友達に1度だけと誘われて使用してしまい、やめられなくなった」というケースも少なくない。薬物の誘いを受けた際は、仲間外れを恐れるのではなく、毅然とした態度で断ることが重要だ。具体的には、はっきりと拒否の意思を示し、話題を変えたり、その場から離れたりするなど、適切な対処法を身につけることが大切である。
薬物乱用の危険性や正しい知識を広めるため、学校や地域での啓発活動が重要であり、社会や地域全体で取り組むべき課題である。
スライドを使って、講演をしました。