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安全・安心な水道水で手洗い、うがいをしましょう(感染症予防編)

ページID:0002420 更新日:2022年9月12日更新 印刷ページ表示

安全・安心な水道水で手洗い、うがいをしましょう(感染症予防編)

新型コロナウイルスなどの感染予防には「手洗い・うがい」が有効です。

水道水は塩素消毒を実施しており安全ですので、特に帰宅時や食事の前などには、身近で安全な水道水を利用して「こまめな手洗い・うがい」をしましょう。

また、蛇口などよく触れるところも消毒するなど感染予防に努めましょう。

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新型コロナウイルスを予防する手洗い・うがい・水道水のどうして?

新型コロナウイルスが流行して、皆さんも予防のために、ご家庭や職場、学校などで手洗いとうがいをしていると思います。手洗いとうがいには水道の水を使っているでしょう。実は水道は、新型コロナウイルスのような伝染病が流行しないために作られました。水道水を使った手洗いやうがいが新型コロナウイルスにかからないために、どうして効果があるのかを知ると、これまで知らなかった水道のひみつがわかります。

Q1.水道水には新型コロナウイルスが入ることはないの?

A.塩素を入れているので、新型コロナウイルスは水道水にはいません。

解説:水道水は浄水場で作られます。水を作るというのは、水を飲んだときに体に害になるウイルスや化学物質をなくすということです。浄水場では安全な水を作るためにトドメをさします。水を作る最後の仕上げが塩素を混ぜることです。塩素が入ると、新型コロナウイルスは確実に死んでしまいます。

Q2.水道水に塩素はたくさん入っているほうが安全なの?

A.塩素を入れると臭いや味が変わるので、ちょうどいい量にしています。

解説:日本の水道のルールとなる法律・水道法では、蛇口から出る水に決まった量より多くの塩素が入っていることとしていますが、塩素が多く入ると、プールの水のような臭いや味がついてしまいます。水道水は、臭いや味をできる限り少なくするための工夫をしています。浄水場では、水を送る水道管の一番先でも塩素がなくならない量を計算しています。もし、なくなってしまいそうな場所があれば、その途中で塩素を入れる場所を作ります。日本の水道は、ちょうどいい塩素の量を計算して水を作り、蛇口まで安全な水を届ける世界一の技術を持っていると言われています。

Q3.石けんを使って手を洗わないとウイルスは落ちないの?

A.手洗いはたくさんの水で洗うことが一番大切です。

解説:手洗いで大切なのは、蛇口から出る水の勢いと量があることです。石けんを使うと泡を落とすためにたくさんの水で洗い流すことになります。十分な水の量と勢いで洗い流すことが、ウイルスを落とすために大きな効果があります。

Q4.うがいをすることで予防になるの?

A.うがいで、のどの全体を水でおおうことが大切です。

解説:ウイルスはのどにつき、それが呼吸とともに体に入っていきます。のどや口の中がかわいていると感染の危険が高まります。うがいでのどの全体を水で湿らせることが予防になります。

Q5.世界の人も手洗い・うがいをしているの?

A.水道がない国の人は手洗い・うがいができず、流行の原因の一つになっています。

解説:日本では水道があるということは当たり前ですが、世界では石けんと水を使って手洗いできない人が30億人いると言われ、新型コロナウイルスの流行がとまらない原因の一つになっています。日本のように安全な水をたくさん使って手洗いやうがいができることは、世界では当たり前ではありません。

Q6.日本で水道が当たり前に使えるのはどうして?

A.昔、汚れた水が原因で「死の病」が流行したことが水道を整備するきっかけになりました。

解説:江戸時代から明治時代にかけて、コレラという「死の病」と恐れられた病気が流行しました。コレラ菌が入った汚れた水を気が付かずに飲んでいたことが流行の原因の一つでした。このような病気を予防するため、安全な水を作り、蛇口まで安全な水を運べる水道が全国で整備されていきました。日本の水道のルール・水道法の最初に書かれている「第一条」にも「公衆衛生」という言葉が使われ、病気などから人を守ることが水道を作る目的の一つだと書いてあります。

参照)こども水道新聞2020年号・日本水道新聞社(日本水道新聞)発行<外部リンク>


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