本文
新複合施設建設に係る設計見直しについて
新複合施設建設工事技術協力業務受託者選定の結果
令和8年3月に実施した新複合施設建設工事技術協力業務受託者選定プロポーザルについて、審査委員会の選定の結果、以下の事業者が選定されました。
その際に技術提案と併せて、工事費の見積書が以下の金額で提出されました。
新複合施設建設工事技術協力業務受託者選定については、こちらをご覧ください。
| 最優秀提案者(受託者) | 鹿島建設株式会社関東支店 |
|---|---|
| 技術提案時の工事費見積額 |
186億7,800万円(税込み) |
見積金額は、当初入札時に見込んだ予算額である115億円を大きく超えるものであり、建設物価の状況について改めて確認したところ、以下の状況が確認できました。このような状況から、全国には、同様な建設事業の入札行為では、不調不落が続き、事業の中止や延期を判断した自治体が多数あります。
| 2022年→2023年 | +22.2% | ||
| 2023年→2024年 | +18.2% | ||
| 2024年→2025年 | +15.4% | ||
| 2025年→2026年 | +8.9% | ||
事業費の推計
しかしながら、本市としては、本事業は、市内にそれぞれ1つしかない市民会館と市民体育館の再整備であり、民間での施設整備が困難であることからも、行政が整備する必要があると判断しています。
建設物価の上昇傾向は今後も継続すると見込まれることから、令和9年度に予定している工事請負契約時点においては、さらに事業費が増加するものと推計しました。
| 提案時点工事見積額 | 186億7,800万円 |
|---|---|
| 契約時点工事見積額(推計) | およそ196億8,000万円 |
今後の物価上昇を考慮した場合、市の財政運営に関し、将来的に影響を与えかねない金額であることから、コスト縮減を図る設計の見直しが必要と判断し、令和8年4月から事業費縮減に向けて設計見直しを開始しました。
事業費縮減に向けた設計見直しの検討
技術協力業務受託者である施工業者の鹿島建設株式会社より、設計見直しにあたっては、地下部分の削減が事業費縮減に効果的との提案があり、地下1階の大幅な見直しをはじめとする以下の内容による設計の見直しを図ることとしました。
見直し内容
地下1階(地階面積の削減)
- 武道場の配置換え(地下4面 → 2階に2面)
- 関連共用施設廃止(トイレ、更衣室等 → 1階に集約)
- 駐車場の縮減
1階
- 多目的室廃止(旧施設の3連合会議室対応は、ホール平土間利用を想定)
- リハーサル室の機能縮減(防音機能等の低減)
2階
- 卓球場の廃止
- トレーニング室の廃止
- 南側外部階段廃止
- アリーナ観客席の仕様変更
3階
- 富士見デッキの縮減
- 会議室の機能縮減(防音機能低減)
共通
- 構造部材の変更
- 内外装仕上げ材等・設備機器等の仕様変更
以上の見直しにより、事業費の削減効果は、20~25億円を見込んでいます。
令和8年9月現在は、設計の見直し内容を設計図等に反映させる作業を行っており、その後、建築確認申請等の法令手続きを行い、令和9年度の工事着手を目指しているところです。
なお、工事期間は、基本設計策定時には、約2年間と想定していましたが、昨今の建設業界での働き方改革による週休2日の定着といった要因により、技術協力業務受託者である鹿島建設株式会社とも検討した結果、約3年間を要すると判断したところです。これにより、工事完成は、令和12年頃となり、その後、準備期間数ヶ月を経て供用開始となる予定です。


