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ハチの巣を見かけたら
ハチの巣を見かけたら
ハチは人を刺すことから「危険」なイメージがありますが、こちらから刺激をしなければほとんど刺されることはありません。
ハチは自然の生き物であり、中には農作物の受粉を助けたり害虫を食べてくれたり、私たちの生活に貢献してくれるものもいます。
スズメバチやアシナガバチの巣が生活に支障がない場所にできた場合は、冬になりハチが出入りしなくなるまで、「そっと」見守るようにしましょう。
※スズメバチとアシナガバチの巣は1年限りで捨てられ、翌年に利用されることはありません。
ハチの主な種類について
志木市周辺に生息しているハチは、主にスズメバチとアシナガバチです。
市では、生命に危険を及ぼすおそれのあるスズメバチの巣に限って駆除しています。
巣の駆除についてご相談いただく場合は、巣ができた建物や場所の管理者や所有者の方が、直接、環境推進課へご連絡いただきますようお願いいたします。
※閉庁日の土曜日・日曜日・祝日、委託事業者も休業日のため、次の開庁日以降のご対応となりますことをご了承ください。
なお、ハチの種類は、巣の形で簡単に区別できますので、下記をご参照ください。
スズメバチの巣
スズメバチは、ハチの中でも最も毒性、攻撃性が強く、巣に近づくだけで攻撃してきます。刺されると最悪の場合、死に至ることがあり非常に危険です。
スズメバチの巣は、マーブル模様が入っていることが多く、初期にはとっくり又はつぼを逆さにしたような形をしています。その後は球体になり、直径30cmほどの大きさになる場合もあります。ハチの出入り口となる巣穴は一つです。
スズメバチがいる巣を見つけた場合は、近づかずに環境推進課へ連絡してください。
- 5月から6月頃の初期の巣(写真左)
- 7月から8月頃の大きくなった巣(写真右)
アシナガバチの巣
攻撃性が弱く直接触れたり、巣を強く刺激したりしない限り、すすんで刺してくることはありません。
志木市ではアシナガバチの巣の撤去は行っていません。日常生活に支障がなければ、そっとしておきましょう。
巣がベランダや出入り口にありやむを得ず撤去する場合は、ご自身の責任と判断で行ってください。初夏の頃など巣の小さいうちに見つけると撤去しやすいです。方法は下記をご参照ください。
シャワーヘッドのような形で巣穴がたくさんあります。
よくある質問
アシナガバチの巣の撤去方法
ご自身で撤去する場合
撤去の際は、手袋や帽子、マスク、長袖長ズボンなどを着用し、できる限り肌の露出を控えて行いましょう。
窓付近やベランダなどにある巣は、ベランダから身を乗り出したり、はしごや台での作業は危険ですからやめましょう。
人がそばに行けないような高いところの巣を撤去する必要はありません。
- 用意するもの
ハチ用ジェット式殺虫剤(薬剤が勢いよく遠くまで飛ぶもの) - 方法
- 多くのハチは夜間に活動しないため、夜8時過ぎに行うのが最適です。
- 昼間、別の場所で殺虫剤がとどく距離を確かめておきましょう。
- 殺虫剤がかかる距離まで静かに近づき、殺虫剤を10秒くらい巣に噴霧します。
※噴霧後、その場ですぐに巣を取ろうとはしないでください。 - 翌日、ハチが駆除できているか確認します。
※もし駆除できていない場合は、もう一度上記の作業を行います。 - 駆除完了から2日から3日後、ハチがいないことを確認の上、巣を棒などで落としてください。駆除後の巣は再利用されないので、そのまま放置しても大丈夫です。
ご自身で撤去するのが困難な場合
ご自身で駆除業者を探し、依頼をお願いします。環境推進課では、下記の駆除業者の団体をご案内しています。撤去にかかる費用は自己負担となります。
埼玉県ペストコントロール協会
所在地:埼玉県さいたま市桜区神田609
連絡先:048-854-2890
※土曜日・日曜日・祝日は休業日ですが、留守番電話サービスが利用可能です。留守番電話サービスを利用した場合は、翌営業日に折り返しの連絡があります。
スズメバチが飛んでいるが巣が見当たらない場合
スズメバチは市内に多く生息しており、餌を探しにいろいろな場所に現れます。
巣が見つからない場合は、餌を探していずれいなくなることも多いので、何日か様子を見てください。
巣を見つけた場合は、環境推進課までご連絡ください。