普通、神社やお寺の多くは、東向きか南向きに建てられるものだが下の宮の氷川神社はちょっと変わっていて北西向きに建っている。というのも、この神社は、上宗岡の字宿(しゅく)(上宗岡2丁目)に鎮座する上の氷川様から分祀されたもので、本社と向かい合って東南の端から村の人々を見守っているためだという。また分祀のとき茶臼(ちゃうす)を上下に分けて下石を宿の本社に置き、上石を下の宮に移し、その石に「観応二辛卯年九月」(観応2年…1351年)と刻み本殿の床下に埋めたと伝えられている。(下宗岡4丁目付近の伝説)

北向きの氷川様  下ノ氷川神社本殿下から掘り出された石臼(昭和61年の改築時に確認されたもの)