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国重要有形民俗文化財 志木の田子山富士塚

ページID:0002591 更新日:2022年9月12日更新 印刷ページ表示

志木の田子山富士塚

田子山富士塚

場所

本町2丁目

指定年月日

令和2年3月16日

種別・種類

民俗文化財

有形民俗文化財 

解説

明治5年(1872)6月に築造された富士塚で、敷島神社境内にあります。
古墳といわれてきた「田子山塚」の上に三十三尺(約10m)の土を盛り、2年8カ月の歳月をかけて完成したといわれています。

築造の発起人は後に富士講の先達となった高須庄吉で、現在、山の正面右側にある浅間下社に祀られている暦応3年(1340)の紀年のある十瀧房承海の逆修板碑を発見したことが築造のきっかけと伝えられています。

高さは約8.7m、直径約30mの丸みのある方形をした富士塚で、現存する富士塚では最大級のものです。富士信仰の主要な石造物や御胎内、つづら折りの登山道、合目石、塚表面の黒ボク石など、富士塚の典型的な要素を備え、塚の形容も優美です。頂上には木花開耶姫命が祀られた奥宮があります。特に石造物の数と種類、細工は他の富士塚と比較しても並はずれて優れており、当時の引又河岸や富士信仰を知る上でも欠かすことのできない貴重な文化財です。

また、富士塚が江戸から周辺地域に伝播する過程や富士講の地域的な活動を考える上でも貴重です。
国指定の富士塚としては5基目で、県内では、「木曽呂の富士塚」に次いで、2基目の指定です。

公開について

公開日には、富士塚に登り見学できます。

公開日は、田子山富士保存会ホームページ<外部リンク>や「広報しき」をご覧ください。

なお、いつでも、敷島神社境内から、富士塚を見ることはできます。 

ガイドを希望するなどの場合

田子山富士保存会(志木市商工会館内)まで、お問い合わせください。

048-471-0049