保管:志木市立埋蔵文化財保管センター
出土:柏町3丁目
平成25年3月1日
城山遺跡の住居跡から出土した、皇朝十二銭の1つである冨壽神寶2点、鉄鎌1点と土錘1点。
冨壽神寶は、皇朝十二銭の5番目に製造された銭貨(せんか)で、初鋳は818年。この冨壽神寶は、現在、全国で700枚ほど発見されているが、県内では10枚にも満たない稀少なもの。今回は2枚の冨壽神寶が同時に発見されており、大変貴重な資料。
また、この銭貨は、出土の様子から、本来のお金での価値や目的ではなく、祭祀的な目的で使用されたものと推定される。