八どんは、12・3才のころから、小揚人足(こあげにんそく)として引又河岸(ひきまたがし)へ働きに出ていたが、ある日の午後、品物を配達しての帰り道、「魚をおくれ」という声が何回もし、空車(からぐるま)が心なしか重く感じたので、振りむくと荷車にむじなが乗っていた。八どんは、そしらぬ顔で車を引き続けたが、小川に掛る土橋の上で梶棒(かじぼう)を急に持ち上げ、むじなを小川に振り落とした。家に帰り、そのことを母親に話すと「むじなもかわいそうに」といわれ、気になって翌朝土橋に行ってみたところ、むじなはケガをして息も絶えだえであった。心を痛めた八どんは、翌日から土橋の下までむじなの餌を運び続けたのである。こうして八どんとむじなが仲良しになった頃、山に置き去られていた5匹の子むじなが親むじなを探しあてて、親子で土橋の下に住むようになり、土橋はいつのまにか「むじな橋」と呼ばれるようになった。(なお、「むじな橋」は、現在、総合福祉センターの第二駐車場入り口近くに移設されています。)(上宗岡1丁目付近の伝説)

八どんとむじな橋  むじな橋

 

 
 
 

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