ある年のこと、野火止用水(のびどめ|ようすい)の上流で悪疫(あくえき)が発生し、その病菌が用水に流れ込んだので、この水を利用する下流の地区は悪疫に襲われた。この用水を利用していた中道地区でも子ども達が次々と病(やまい)におかされ、1か月たらずで中道地区から子どもの姿は全く消えてしまったのである。丁度そのころ、中道を通りかかった川越連馨寺(れんけいじ)の成誉(じょうよ)上人というお坊さんが、このことを聞いて哀(あわれ)に思い、死んだ子ども達の菩提(ぼだい)を弔(とむら)うとともに、二度とこのようなことがおこらぬようにと、用水のかたわらに石のお地蔵様を建ててくださったのである。このお地蔵様の功徳によって病魔はたちまち退散し、それ以後もこの地区に悪疫の発生することはなかったという。(本町6丁目付近の伝説)

  悪疫退散のお地蔵様     中道地蔵尊

 
 
 

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