平成29年第2回志木市議会定例会 所信表明

平成29年7月5日

先の市長選挙におきましては、これまでの4年間について、評価をいただくとともに、これからの4年に大きなご期待を寄せていただきました。
また、選挙期間中は、たくさんの方から今後の志木市のまちづくりへのご意見、ご提言をいただくなど、大変充実した時間となりました。皆様のご期待を胸に全身全霊でこれからのまちづくりに取り組んでいく決意であります。

議員皆様方におかれましては、引き続き、ご理解とご支援のほど、よろしくお願い申し上げます。

 


さて、7月1日から私の志木市長としての2期目の任期がスタートし、まちづくり第2ステージの幕が上がりました。少子化や生産年齢人口の減少に伴う税収の減少など、将来やってくる大きなうねりに備え、「みんなの笑顔」、そして「持続可能な志木市の土台づくり」に、さらなる一歩を踏み出さなくてはなりません。

新たなまちづくりのステージでは、志木市将来ビジョンで掲げた「市民力でつくる未来へ続くふるさと志木市」の実現に向け、4つの戦略プロジェクトに基づく「まちづくり新35の実行計画」を展開し、「志木市にずっと住み続けたい、住んでみたい」と思えるようなまちづくりを目指してまいります。


はじめに、1つ目の「市民の健康づくりプロジェクト」につきましては、

誰もがいつまでも健康で、暮らすことができるように、引き続き、市民の元気づくりを応援してまいります。
 

具体的には、3年目を迎え、参加者がおよそ2,300人を超えた県の健康マイレージ事業のモデルにもなっている「いろは健康ポイント事業」につきましては、県の補助金が最終年度となりますが、事業費の抑制を図るなど、事業の再構築を行いながら、引き続き実施するとともに、今年度からは、「減塩」をキーワードに血圧等のリスクに注目し、「食」へのアプローチから市民の健康増進につなげてまいります。

また、現在、志木市高齢者保健福祉計画・第7期介護保険事業計画の策定を進めているところでありますが、介護保険料については、引き続き、県内でも低い水準に抑え、市内で高齢化率が最も高い、館・幸町地区の高齢者あんしん相談センターの相談機能を強化し、安心して暮らせる地域づくりを具現化してまいります。
さらに、長年培ってきた経験を地域で生かすことができるよう、前期高齢者の「地域デビュー」を積極的に支援するため、就業、ボランティア活動、地域活動などへの後押しをしてまいります。

加えて、一人世帯の高齢者などが家に引きこもることがないよう、空き家・空き店舗を活用して、高齢者が歩いて気軽に集えるいわゆる「サロン」の整備も進めてまいります。


次に、2つ目の「子育て世代定住プロジェクト」につきましては、

子育て世代の定住促進に向けて、安心して子育てができる環境を整備してまいります。

具体的には、待機児童の解消に向け、さらなる保育環境の整備を推進してまいります。これまでも、保育園を増設し、保育定員を拡充してきたところでありますが、平成28年中の人口の伸び率は、県内1位であり、その中でも、0歳から14歳までの人口増加を見ても、およそ2パーセント、200人を超える状況にあることから、5月から柳瀬川駅前の「ひいらぎ保育園」と、宗岡地区には「こどもの家志木中宗岡・上宗岡分園」、6月からは志木駅前に「プリエ志木本町園」を開園し、合計99人の定員を増加させるとともに、7月からは志木駅東口に保育ステーションを開設して、さらなる保育環境の充実を図ったところでもあります。
 

また、市内で高齢化率が最も高い館地区においては、新たに民間保育園を増設し、子育て世代の定住促進を図り、地域の活性化につなげるとともに、新しい発想で保育園と小学校の連携を図ることで、小一プロブレムの解消にも繋げてまいります。

さらに、子どもたちの居場所づくりに向けて、新たに志木地区に児童センターの整備も進めてまいります。
加えて、子ども医療費については、現在、小学生から中学生まで、入・通院の医療費を無料化としておりますが、高校生の入院についても拡大し、子育て世帯の負担軽減を図ってまいります。


次に、3つ目の「暮らしやすさ向上プロジェクト」につきましては、

あらゆる災害に備えながら、市民の皆様が安心して暮らすことができる環境を整備してまいります。

具体的には、最近、犯罪が多様化し、児童・生徒が犯罪に巻き込まれる事件も見受けられることから、商店会や町内会が設置する防犯カメラに対する補助制度を創設いたします。

また、宗岡地域の安全・安心に向けて、老朽化しております消防団第4・第5分団車庫については、それぞれの担当地区内に建替えを進めてまいります。

さらに、誰もが安心して歩きやすい歩道に向けて、段差の解消、平たん性、有効幅員の確保など、通学路を含めて計画的に歩道を改修してまいります。

加えて、耐震性能が不足している市民会館と市民体育館につきましては、現在、国の補助金を活用して整備手法比較検討調査を実施しておりますが、PFIなど民間活力の導入が可能かなど、民間企業への市場調査をはじめ、市が新たに建設した場合や耐震化をした場合などを比較し、議会とも十分に協議をさせていただきながら、魅力ある施設整備をめざし、その手法を決定してまいります。


次に、4つ目の「魅力発信プロジェクト」につきましては、

本市の地域資源を活用し、これまで以上のにぎわいづくりを創出するとともに、本市の魅力を全国に発信してまいります。

具体的には、本市の中心部を流れる新河岸川と柳瀬川の合流地点に位置し、貴重な資源である「いろは親水公園」については、県で進めております「川の国埼玉はつらつプロジェクト」に採択されたことから、今年度から3年をかけまして、まずは、船着き場や護岸の整備など県が実施する工事を進め、四季を通じて常に人が集(つど)い、そして、にぎわいあふれる場となるような環境整備を推進してまいります。

また、柳瀬川や新河岸川の堤防上の遊歩道についても、舗装化やアンダーパスを検討し、ウォーキングを通じた市民の健康づくりプロジェクトとも連携させながら、にぎわいづくりと健康づくりを一体的に推進してまいります。

さらに、来(きた)る平成32年度は、東京オリンピックが開催されますが、本市においても、市制施行50周年を迎えることとなります。この節目の年を市民と祝いながら、魅力ある地域資源を活用し、市民同士の絆(きずな)が深まる記念事業を展開してまいります。

 


なお、これらすべての施策に全力で取り組み、将来にわたって持続可能な志木市を実現させるためには、着実に市役所改革を推進していかなくてはなりません。

そのため、新たに策定した「新行政改革プラン」に基づき、市民サービスの向上に向けて、新庁舎の建替えに併せ、市役所窓口のワンストップ化とICT化を進めてまいります。

また、市役所事務の総点検を行い、徹底してムダを削ぎ落とし、聖域なき改革を進めてまいります。時には、苦しい選択に迫られる場面もあろうかとは思いますが、しっかりと説明責任を果たすとともに、議会の皆様方と共に協議しながら推進してまいりたいと考えております。

以上、4つの戦略プロジェクトに基づく「まちづくり新35の実行計画」の一端を申し述べさせていただきましたが、これらの取り組みを、スピード感をもって、着実に実行し、「人口を減らさない」、「税収も減らさない」、「市民の笑顔を絶やさない」まちづくりを目指し、今後も、平常心と決断力をもって、全力で、市政運営に邁進してまいります。

新たなステージにおきましても、市民力を大切に、市民の皆様とともに課題を共有し、ともに汗を流しながら、しっかりとまちづくりをけん引していきたいと考えておりますので、議員皆様方のご理解、ご支援と積極的なご提言をいただきますよう、心からお願いを申し上げまして、所信表明とさせていただきます。

ありがとうございました。