竜巻は、発達した積乱雲に伴って発生する激しい渦巻き状の上昇気流で、猛烈な風を伴います。
竜巻の発生を予測することは難しく、地上で強い竜巻が発生すると、短時間で狭い範囲に集中して甚大な被害をもたらします。
竜巻から身を守るために竜巻注意情報の入手に努め、竜巻が間近に迫ったら、すぐに身を守るための行動をとってください。
積乱雲の下で発生する竜巻、ダウンバースト等による激しい突風に対して注意を呼びかける情報で、雷注意報を補足する情報として、熊谷地方気象台から発表されます。
情報の有効期間を発表から1時間としていますが、注意すべき状況が続く場合には、竜巻注意情報が再度発表されます。
竜巻は、季節を問わず台風や前線及び低気圧などに伴い発生します。
特に台風シーズンの9月から10月にかけて最も発生が多くなっています。
発表された竜巻注意情報は、気象庁ホームページの「防災気象情報」のページで確認できます。また、「竜巻発生確度ナウキャスト」では、竜巻などの激しい突風が発生しやすい地域の詳細な分布と1時間先までの予報が確認できます。
竜巻などの突風は、規模が小さく、レーダーなどの観測機器で直接実体を捉えることができないため、気象ドップラーレーダーなどから「竜巻が今にも発生する(または発生している)可能性の程度」を推定し、これを発生確度という用語で表します。
竜巻発生確度ナウキャストは、竜巻の発生確度を10km格子単位で解析し、その1時間後(10~60分先)までの予測を行うもので、10分ごとに更新し、気象庁ホームページで提供します。また、民間事業者による携帯コンテンツサービスも準備されており、屋外活動での利用も可能になります。
・車庫や物置、プレハブ(仮設建物)は、飛ばされてしまう恐れがあるので避難は危険
・橋や陸橋の下に行かない。
・コンクリート造りなどの頑丈な建物に避難する。
・建物に避難できない場合は、近くの水路やくぼみに身を伏せ、両腕で頭と首を守る。
・避難する時は、飛来物に注意する。
・窓、雨戸を閉めカーテンを引き、窓から離れる。
・家の中心部に近い、1階のできるだけ窓の少ない部屋に移動する。
・頑丈な机等の下に入り、両腕で頭と首を守る。
竜巻が発生したときに逃げ込める、家の中で比較的安全な場所(四方を壁に囲まれたトイ レ、地下室など)を家族で確認しておきましょう。
テレビ、ラジオなどの天気予報・気象情報で「大気の状態が不安定」「雷、竜巻、ひょうに注意」の話があったときは、特に注意が必要です。
※志木市公式モバイルサイトのメール配信システムに登録をすれば「竜巻注意情報」をメールで受け取ることができます。 ※志木市公式モバイルサイト
各種損害保険(火災保険、自動車保険の車両保険および傷害保険など)では風水災等による損害を補償するものがあります。ご加入の保険内容を確認し、災害に備えましょう。
・真っ黒な雲が近づき、周囲が急に暗くなる
・雷鳴が聞こえたり、雷光が見えたりする
・気温が急に下がる、ヒヤッとした冷たい風が吹いてきた
・大粒のひょうが降る
・気象の急激な変化により、気圧が変化して耳に異常を感じる
※すべての兆候が表れるわけではありません。
竜巻注意情報の発令状況を確認できます。
竜巻などの激しい突風が発生しやすい地域の詳細な分布と1時間先までの予報が確認できます。
気象庁リーフレット「竜巻・雷・強い雨 -ナウキャストの利用と防災-」(PDF:1,529KB)
竜巻注意情報や竜巻発生確度ナウキャストの情報や、過去に発生した竜巻のデータベースが参照できます。