令和2年7月号掲載分

「新しい」発想で・・・

緊急事態宣言が解除され、1か月が経過しました。本市では、6月15日現在において、4月30日以降の新たな感染者は確認されていない状況です。

先月6月1日には、市内全公立小・中学校において、2か月遅れの入学式が挙行され、小学校739人、中学校565人の新1年生が学校に集まりました。6月15日には、各学校で通常授業がスタートし、学び舎には、元気に登校する子どもたちの姿が戻ってきました。市内公共施設も順次再開し、街にも活気が戻りつつあります。世界的には、第2波、第3波の感染拡大が懸念されており、当然「油断禁物」ではありますが、コロナ禍が奪った経済活動や子どもたちの学習の遅れを取り戻すためにも、「前を向いて」行動をしなければならないと感じています。

また、これから夏本番を迎えますが、本市の夏の風物詩である志木の夏祭りや民踊流し、さらには、5年に1度の志木市民花火大会についても、新型コロナウイルス感染症の影響により中止を余儀なくされました。とても残念ですが、コロナ禍が終息し、こうしたイベントを再開できる日が、1日も早く訪れることを願っています。

さまざまな影響をもたらした新型コロナウイルス感染症は、私たちの生活を変えようとしています。「新しい生活様式」という概念も生まれ、人との距離を保たなくてはならなくなってしまいました。これからは仲間同士で「鍋」を囲むにも心配が頭をよぎり、人間の群れが、ある意味敬遠されるという(さび)しい時代になることも想像されます。しかしながら、「新しい生活様式」は「新しい」発想を展開するチャンスでもあります。 

これからは、「市役所に行かなくていい」仕組みづくりも必要です。AIやRPAなどをはじめとする新たな情報通信技術の活用もしかりです。「新しい」庁舎の建設にあたっては、これらの要素をしっかりと詰め込んでいく。教育現場においても、「新しい」オンライン教育の実施などの充実を図っていく。職員一人ひとりが将来を見据えて声を出していく。こうしたチャンスを逃すことなく、「巧遅は拙速に如かず」の気概も胸に「新しい」まちづくりを進めていかなくてはなりません。

 

 志木市長香川武文