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すくぼ薬師

ページID:0002556 更新日:2022年9月12日更新 印刷ページ表示

すくぼ薬師

その昔、田面長者藤原長勝(たのものちょうじゃふじわらのおさかつ)の屋敷に(志木第三小学校付近にあったといわれている)信仰心の厚い1人の下女がいた。

彼女は思うところがあってか、脱穀後の籾殻(もみがら。すくぼ・すくもともいう)を念入りにより分けては幾粒(いくつぶ)かの米粒を拾い出し、それをためては売って銭(ぜに)に換え、長年かかって薬師如来像(やくしにょらいぞう)を彫ってもらった。

下女の心根(こころね)にうたれた長者はお堂を建て、籾殻の中からの誕生仏だからと「すくぼ薬師」と名付けたという。

西原の一隅に残る墓地はその薬師堂の跡だと伝えられている。(幸町3丁目付近の伝説)

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