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令和7年7月1日
私の志木市長としての4期目の任期、まちづくり第4ステージがスタートしました。
これからの4年間では、全国的に人口が減少していく状況下においても、
「選ばれ続ける志木市」を実現することを強く意識していきたいと考えております。
そして、そのために必要な取組をまとめました、「新・しき躍進計画35」にお示ししました
5つの大きな柱を中心に施策を力強く推進し、志木市をさらに飛躍させてまいります。
健康でいつまでも自分らしく、地域で輝くことができるまちの実現に向け、みんなが互いにつながり、支え合うことで、すべての人が安心して生活することができるまちづくりを推進してまいります。
具体的には、健康づくりのさらなる推進に向け、舌の圧力や歯などの口腔機能の低下「オーラルフレイル」を予防するための事業や、ご近所の高齢者同士で日常生活を助け合うボランティアネットワークの創設など、「だれもが健康で暮らせる共生社会をつくる」取組を進めてまいります。
子育てに伴う不安を軽減する支援、次世代を担う子どもたちがのびのびと育つ教育環境の整備など、あらゆる分野の施策を結集し、次世代を育む環境を整備してまいります。
具体的には、学校に行きづらい生徒を支援するため、自習もできる校内支援ルームを全中学校に設置するほか、子育てと仕事の両立を支援するため、始業前の児童を預けることができる朝の居場所づくりなど「未来を支える次世代を育む」取組を進めてまいります。
商業振興や地域農業など、あらゆる分野の産業の支援や、地域資源を生かしたイベントの開催により地域の活性化と魅力向上を図るとともに、市民・企業と行政が対等なパートナーとして連携した市民協働のまちづくりを推進してまいります。
具体的には、志木駅前をワクワクする、にぎわいあふれる空間とすることを目的としたペデストリアンデッキのリニューアルや、いろは親水公園での新たな目玉イベント「シキリラ」のほか、10年ぶりの花火大会の開催など「まちの魅力を高め、地域を活性化する」取組を進めてまいります。
気候変動に伴い深刻化する災害や多様化する犯罪から市民の生命・財産を守るための取組や、歩道や生活道路の快適化を推進してまいります。
具体的には、「犯罪に強いまち志木」のスローガンのもと、市内の防犯カメラを200台にまで増設し、さらなる防犯の取組を進めるとともに、雨水貯留施設や雨水浸透井戸の設置により、さらなる水害対策を講じます。
また、物価高騰対策として、本年度の水道基本料金を6か月間半額にし、市民や事業者の皆様の負担を軽減するなど「安全・安心、快適な暮らしを支える」取組を進めてまいります。
市民サービスの向上や持続可能な行財政運営を行うための市役所改革をさらに推進してまいります。
具体的には、手続きが市役所で完結する子育てワンストップ窓口の導入でさらなる市民サービスの向上を図るとともに、本市の魅力を市内外に積極的かつタイムリーに情報発信するシティプロモーションに注力するなど、全国的に人口が減少している状況下においても、「持続可能で成長するまちをつくる」取組を進めてまいります。
以上、5つの柱を中心とした「新・しき躍進計画35」の取組の一端を申し上げました。
これまでの12年間では、本市自慢の力強い市民力に支えられながら多様なニーズに応えてきた結果、民間の自治体ランキングにおきましても高い評価をいただくなど、目に見える結果として「選ばれる志木市」を実現できたと考えております。
一方で、少子高齢化の進展や物価高騰など、現在の志木市が直面する課題への対応は、一朝一夕で成し遂げられるものではなく、長期的なビジョンを持って、着実に推進する必要があります。
課題に正面から向き合い、市職員一人ひとりの力を十全に活かしながら、志木市の持つ、さらなる発展の可能性を引き出し、「選ばれる志木市」から「選ばれ続ける志木市」を目指し、まちづくりの舵取り役を全力で果たしてまいります。