(1)植物としての緑

 市内の緑の定量的な把握を行うため、以下のような分類により整理します。ここでの緑は実際に植物に覆われた区域を意味し、裸地や水面等を含みません。 志木市の植物としての「緑」の特性は、全体的に広葉樹や針葉樹等の樹林地が少なく、畑や水田などの農地としての緑が大半を占めています。 また、樹林としては広葉樹がほとんどで、針葉樹は非常に少ないといえます。 ほぼ自然な形で残されている広葉樹林は、志木地域の台地部から柳瀬川、新河岸川沿いの低地へ、地形が変化する傾斜地沿いに残る斜面林と、市内各地に点在する社寺林がほとんどで、そのほか、市内各所に残る農家を取り囲む屋敷林も志木市内では貴重な樹林地として挙げられます。 また、志木ニュータウンでは開発の際に植えられた樹木が成長し、良好な樹林地となっています。農地の分布を見ると台地部の志木地域ではほとんどの農地が畑であり、新河岸川と荒川に挟まれた低地部である宗岡地域はほとんどの農地が水田となっています。 新河岸川、柳瀬川の河川敷は荒地(雑草の茂る区域)となっており、荒川河川敷の北部は都市計画緑地としてスポーツレクリエーション施設が整備されつつあり、南側は広々とした水田が広がっています。市街化区域内の緑として最も多いものは畑で約42ha、次いで水田が約40ha、広葉樹が約27haとなっています。調整区域では、芝・荒地等が約90ha、次いで水田が約65haとなっています。市街化区域内の緑被率は約18.5%、全市では約31.0%となっています。

表-植物としての緑の現況

表-現況の緑被率

図-植物の緑の図

 

(2)担保性のある緑

法的担保性のある緑としては以下の緑があげられます。

a.都市公園等

都市計画決定されている都市公園は近隣公園が1カ所、街区公園が10カ所、都市緑地が1カ所で総面積は70.11haとなっています。人口1人当たりの面積は10.89平方メートル/人(H12.1.1現在)と算定されます。
しかし、実際に供用(開設)されている都市公園の面積は、合計10.84haで人口1人当たりの面積は1.68平方メートル/人(H12.1.1現在)となっています。

表-都市公園等

b.その他の空地

 その他の空地等としては都市計画決定や開設告示していないもの(いろは親水公園等)、児童遊園、市が設置したグランド等が挙げられます。

表-その他の空地

その他の公共空地等

c.近郊緑地保全区域

近郊緑地保全区域は首都圏と近畿圏において無秩序な市街地化のおそれが大である地域で、その防止効果等を持つ緑地に対して指定するもので、志木市では荒川の河川敷全体に指定されています。

d.生産緑地地区

 生産緑地地区は市街化区域内において良好な都市環境の形成に資する農地等を保全するために指定するもので、本町1から5丁目、柏町2丁目、館1から2丁目を除く各地区に点在しています。特に宗岡地域では、宅地の間の水田等が指定されています。

e.河川区域

河川区域は河川法で定められた区域で、水害の防止、適正な河川利用、流水の正常な機能の維持が行われるよう指定するもので、志木市では新河岸川、柳瀬川、荒川とその河川敷に指定されています。

f.鳥獣保護区

鳥獣保護区は鳥獣の保護繁殖を目的に指定するもので、志木市では新河岸川、柳瀬川、荒川の河川区域に指定されています。

g.ふれあいの森

「ふれあいの森」は志木市みどりの条例に基づき、緑の保全の確実化、市民が緑とふれあえる場の確保を目的として指定されています。

表-ふれあいの森

表-担保性のある緑(地域性緑地)