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田子山浸水対策Q&A

ページID:0001052 更新日:2022年9月12日更新 印刷ページ表示

 田子山浸水対策は、朝霞市、新座市、志木市(下水道課)の3市共同で、平成17年度から平成19年度までの3ヶ年で対策工事を実施しました。

Q なぜ谷津地は浸水したの…

A 谷津地(志木市本町2、3丁目・朝霞市宮戸3丁目)の道路の地下には径2.3mの雨水本管(田子山幹線)が埋設されています。
 この本管には、志木市の雨水だけでなく、高台の朝霞市、新座市からの雨水も一緒になって新河岸川に流れていました。

Q なぜ谷津地は浸水したの…の画像1
 田子山排水機場では、外水位(河川の水位)が上がった時、河川からの逆流を防ぐため遮水ゲートをしめ、流入ゲートをあけて内水をポンプで河川に排水していました。
Q なぜ谷津地は浸水したの…の画像2
 また、大雨などでは、既設のポンプだけでなく、可搬式ポンプも稼働させて排水していましたが、それでも浸水被害が発生しました。
Q なぜ谷津地は浸水したの…の画像3

Q 浸水対策とは…

A 高台の雨水と低地の雨水を別ルート(分離)にします。
 雨水本管(径2.3m)を圧力管(密閉)にして、この管に高台の雨水を高低差を利用して自然流下により河川に排水します。低地の雨水は田子山排水機場と谷津地調整池に集め、平常時は自然流下させ、大雨時にはポンプで雨水本管に排水します。

Q 浸水対策とは…の画像1

Q 雨水本管を圧力管にする、とは…

A 低地の雨水本管の内側に塩化ビニルをらせん状に巻き付け、同時に裏込材を注入して密閉する工事です。
 併せて田子山幹線に接続する枝管についても内側を圧力管にします。

Q 谷津地調整池ポンプ場の役割、とは…

A 谷津地調整池に集まった雨水をポンプで雨水本管(圧力管)に吐き出します。ポンプ(1.0t/秒×2台)は田子山排水機場から移設しました。

Q 田子山排水機場の役割、とは…

A これまで設置されていたポンプは谷津地調整池に移したため、新たにポンプ(0.2t /秒×2台)を設置しました。

Q 田子山上(かみ)ポンプ場の役割、とは…

A 県道和光志木線と市道の交差部道路地下に、本町4丁目側から県道を横断した雨水を田子山幹線に排水するためのマンホールポンプを設置しました。

Q 田子山上(かみ)ポンプ場の役割、とは…の画像

Q 停電になってもポンプは動くの…

A 停電ではポンプは動きません。可搬式ポンプで対応します。

Q 圧力管の排水能力は…

A 動水位(本管の水位)、損失水頭(水と管路に生じる摩擦抵抗)を考慮し、新河岸川のHWL(ハイウォーターレベル。計画高水位のこと。堤防の現況高より1m低い高さ。)6.43mでも流れる計算です。

Q 新河岸川の水位が上がると本管に逆流しないの…

A 逆流しても水は圧力管の中です。

Q谷津地調整池のポンプで圧力管の中に雨水を入れられるの…

A 雨水をポンプで直接、圧力管(雨水本管)に入れるのではなく、ポンプで汲み上げて高低差を利用して雨水本管に入れます。(谷津地調整池ポンプ場の図を参照)

Q 堤防を抜いて直接河川に流すことはできないの…

A 堤防を保護する必要から、これ以上、堤防に穴を開けることはできません。

Q 高台地区はマンション等が増えているが本管の太さは大丈夫なの…

A 雨水管の口径は流入する区域の面積で決めています。
 また、開発する場合は雨水を開発区域内で処理(浸透)させるよう指導しています。

Q どのくらいの降雨に対応するの…

A 平均降雨で時間50ミリですが、浸水被害は時間雨量より河川水位によります。
 河川水位が上昇しなければ雨水は河川に吐き出されます。


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